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CHANGE MY LIFE

思ったことを書く

かわいい色xかわいくない色=?

このエントリは Kogakuin Univ Advent Calendar 2016 - Adventar 4日目の記事です.

はじめに

お久しぶりです.大遅刻の挙句,技術記事ではありません.(許して)

本当ならやりたいことあったのですが,少々手違いで卒業論文が危ういため死線真っ最中(言い訳)

ということで今回は去年(15年度)の我が大学の卒業論文で印象に残った(≠優秀)な論文を一つ紹介します.えっ?これが卒業論文に!! というツッコミはNGです. また私が独自調査した(Google検索した)類似論文,研究についても軽く触れたいと思います.

論文の詳細は図書館で昨年の論文を探していただければ見つかると思います.



みなさん"かわいい"って何ですか? かわいい存在を一つあげてくださいと言われて何を思い浮かべますか?
「彼女」

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確かに彼女さんかわいいですね

「猫」

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猫、たしかにかわいいですね

カービィ

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カービィ、たしかにかわいいですね

マッギョ

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マッギョ、たしかにかわいいですね

というようにかわいいは人によって異なりますね.
では"かわいい"とは何か. についてはこの本読めばわかる?
(すいません,私はまだ読めてません)

 

「かわいい」論 (ちくま新書)

「かわいい」論 (ちくま新書)

 

では「かわいい」色とは何だろうか
かわいい色のイメージとしてうすいピンクや水色を挙げる人は多いだろう。

紹介する論文では大多数?がかわいいと思う色とかわいくない色の組み合わせは"かわいい色orかわいくない色?"についてはどう? 

 

卒業論文タイトル:かわいい”を感じる色―単色と 2 色配色の場合―

 

 

概要

この論文では単色では"かわいい"と感じない色であっても配色によっては"かわいい"と感じる場合がある.そこでなぜ配色によってかわいくない色がかわいくなるのかの印象調査を行った.

実験では一般的にかわいいと感じる色:水色とピンク、かわいくないと感じる色:茶色と灰色の単色4色と各配色6色(水色xピンク,水色,茶色,水色x灰色,ピンクx茶色,ピンクx灰色,茶色x灰色)の印象調査を行った.結果を因子分析して相関取った

手法

どのような印象調査を行ったかというと,SD尺度を使用した.
SD法 とは"ある概念が意味する内容を客観的計量的にとらえる"手法である

SD尺度は アンケートなどで、「この商品についてあなたの考えに近いものを選んでください。」となっていて、その下に好きから嫌いに5段階くらいで作られてる表で、選択指が2つの場合小さい、5つの場合大きいというような感じですかね。

 

尺度として以下の11項目,7段階である

  • [好き-嫌い]
  • [心地よい-不快な]
  • [洒落た-野暮ったい]
  • [下品な-上品な]
  • [美しい-醜い]
  • [あどけない-大人びた]
  • [暗い-明るい]
  • [年老いた-若々しい]
  • [現実的な-ロマンチックな-]
  • [男性的な-女性的な]
  • [かわいい-かわいくない]

項目を因子分解すると結果二つの因子と判断した
第一因子[嫌悪因子]と第二因子[かわいい因子]と解釈した

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(公開論文でないため,問題があったら消します.)

結論

結論としてこの実験の結果からかわいい色xかわいくない色の配色でもかわいい色と認識すること場合があった..一方でかわいいxかわいくない色=かわいくない色という場合もあった. けれどかわいくない色単色よりはかわいいよりになった.
またかわいい色は必ずしも好きな色は別であるとも述べた.

 

私「つまり配色によると? そもそもかわいい色,かわいくない色って誰が決めたんだ? うーん」(この論文から何がわかるの)

類似研究?

またGoogleで検索すると
可愛い色の調査結果に基づく評者のクラスター分類とその嗜好特性(2014)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjske/13/1/13_107/_pdf という研究論文が出てくる.
この論文では「かわいい」には様々な意味,感情が込められていて,個人によって何が可愛いと感じるかは異なる。なので「かわいい色」の定量的な把握及びそのクラスタリングを題材にした研究論文である.

 この論文でははじめから黒色単色,灰色単色はかわいくない色と決めつけないで,様々な色について調査することにより年代別の可愛いと感じる色の傾向把握やかわいい色のパターンを抽出した. 本実験では女性対象にして実験を行っていた.

私が思うこと

紹介した論文も検索した論文も女性対象で実験を行っていた.

男女でかわいいは異なるのか.共通認識であるかわいいもあるのか.男女固有のかわいいが存在するのか.そのあたりがきになるのですが,そういった研究があるのか.

かわいい色はあるのだが,かっこいい色はあるのか..?そのあたりも気になった.

"かわいい"は日本独特である. "かわいい"は謎である.

 

また大学の卒業論文の一つを紹介した.私の先輩のセッションと同一セッションだったので聞いたのだが改めて読み直しても疑問が残ることが多かった.抄録しか読んでいないので本論を読んだらもっと詳細にわかるのかもしれないが,抄録と発表しか聞かなかったのでつまり,かわいい色xかわいくない色=?の結論はかわいいと認識する割合が高くなるということでいいのか.